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今やれることを精一杯に努めるしかない

飛行機の中から撮った富士山です。
まだそんなことを考える段階にはないのですが、『人工透析が始まったら出張には現実にはいけないだろうな』『心機能が低下したらベッドから起き上がれなくなるかもしれない』など 弱気の虫の攻撃を受けることがあります。この虫が出ると先のことが知りたくなって大学病院の先生に、これからどんな病状を辿るかなどど聞いてしまいます。しかし先のことなんか本当はわからない『拡張型心筋症』+『多発性嚢胞腎』では当然です。弱気の虫が出たとき自分に言い聞かせること。

『先のことは予知不能、気にする暇があったら、今の実力の全て出そう』

そうはいっても残り時間が気になります。だからいいこともあります。時間を大切にしなきゃ。本当は身体が悪くなくても誰だって同じなんですが、あのお客様や協力会社の人に あと何回会えるかわからない。何回一緒に仕事が出来るかわからない、そう思うと今の仕事を大切にしなきゃ、この会話を、この挨拶を、この会食を本当に大切にしなきゃ。と考えます。 そして人に会いたくなります。なんとなく敬遠していた人にでも元気なうちに会っておきたいなどと。これは私のことではありません。皆さんに気づいていただくために書いています。人にたくさん会って会話をしてその人のためにささやかにでも何か役に立つことをさせていただくことのなんと貴重なことか。

しかもその機会はそんなに多く与えられていません。厳粛な定めなのです。身体に何かあると、そんなことに気づかされて健常な人にわかってほしいと思うのです。その健常な身体を活かして有限な時間を精一杯使って人のために尽くしてください。少なくとも、サンエイの社員の皆さんには私がいなくなっても実践していただかなければなりません。(そんなすぐにいなくなりません、のた打ち回ってでも醜く社長の座にしがみついて生きる所存です)

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