半旗の「海の日」

7月の第3月曜日 本日18日は海の日。国民の祝日に関する法律では「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」となっています。
しかし、我が家は半旗掲揚。一つは安倍晋三元首相への哀悼の意を表すること。もう一つは三浦春馬氏のご命日だからです。

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2020年7月19日·Twitterに私は書きました。
永遠のゼロで「特攻は自爆テロではない」と友人を諭すシーンに感動しました。貴方が演じてくれたことはとても嬉しかった。時を戻せるなら、空間も移動できるなら一日時間を戻して貴方の肩を抱いてあげたい。「大丈夫だよ」って。
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映画の脚本のセリフだったのかもしれませんが「よくぞ言ってくれました」と何十年ぶりかで行った映画館で叫びそうになりました。
純粋でナイーブすぎる感受性は時に危ない。自分を大切にしてほしかった。一つ山を越えたら違う景色があったろうに。残念でなりません。

6,852の島から成る海洋国家日本。最近対馬がKorea領という発言があるようですが、伊邪那岐命・伊邪那美命二柱による国生みの順は淡路島・四国・隠岐島・九州、壱岐島・対島・佐渡島・・・本州。です。対馬がKoreaだったら我々全部Korea人です。この先人が遺した大八洲、我々は守れますかね。それこそたかが80年前に若者が千人以上最新兵器だった飛行機で突入した意味を知りましょう。

そんなことやって勝てると思ってやったのではありません。戦争という狂気に惑わされたのでもありません。
「永遠のゼロ」はゼロ式戦闘機(皇紀2600のゼロの説もあります。皇紀2700には生きていられるかな)だから海軍の特攻機です。映画では宮部少尉は52型での出撃が決まっていたのに部下の大石が乗機予定の21型に替えてもらいます。結果、大石に後を託すわけです。

ここからは実話です。陸海軍双方の特攻基地が九州各地にありました。海軍の鹿屋基地から出撃した西田中尉の言葉に私は特攻の神髄をみます。また別の時にも書きますが19歳の彼は決死の出撃直前語ります。

「学鷲(学徒)は一応インテリです。そう簡単に勝てるなどとは思っていません。しかし負けたとしても、そのあとはどうなるのです。おわかりでしょう。われわれの生命は講和の条件にも、その後の日本人の運命にもつながっていますよ。そう。民族の誇りに。。。」

日本の若者が沖縄にて命がけで効果の低い特攻を行えば敵国はこのまま戦争を継続すると自国民の犠牲も増える。命を惜しまない心を見せれば相手の戦意を挫き有利な条件で負けることができる。そしてそのような歴史を残せば後世の日本人の誇りとして語り継がれる。そう信じたのですよ。その期待に我々は応えられますか。私は立場違いですがウクライナの若者に「さっさと白旗上げて戦争をやめたほうが良い」とは言えません。

民族の誇りを失わせようとする教育や政治に注意したいものです。
「日本をとりもどす」「美しい国へ」を掲げた安倍晋三元総理も同じ想いだったと信じます。そんなわけで本日我が家は半旗掲揚です。

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