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文化の日に思う
2018年11月03日

平成30年は明治元年から満150年。年をとると歳月を短く感じるものです。150年は遠い昔のことではなく感じます。
当時の人たちはのどんな想いで明治を生きたのでしょう。社会構造が根こそぎ変わり夢や希望、不安絶望感が入り乱れていたことでしょう。ただ、歴史上起こったことや人々の行動記録を見ると夢や希望、使命感みたいなもののほうが強かったように思います。明治人の『気概』みたいなものを感じます。
私に娘ができたときから、日本の伝統文化を知らせるのは親の役目と考え、祝祭日はその意味を伝え日章旗を掲げています。ポストに取り外し式のスタンドも自作しました。現代は祝日に日章旗を掲揚する家庭が少ないです。2~3kmくらい離れて1軒みみかけます。日本の祝日だからみんなでお祝いしようという連帯感みたいなものが、核家族化と同時に失われたのでしょうか。祝日と祭日の意味も知っている人のほうが少ないでしょう。
私の生まれた街は日本国籍ではない人が非常にたくさん住んでいる地域でした。両隣もお向かいもそうでしたがそんなことは誰も気にしません。祝日には各家の門前に日章旗がかかって、狭い路地にひしめいていました。
商店街も電柱にお飾りと日章旗が掛かりとても賑やかでした。街に住む誰もが知人であり親戚であるかのような雰囲気で大好きな光景でした。商店街・銭湯・お祭り・縁日・拍子木をたたいて交代での夜回り。思い出すと当時感じた街の匂いがしてきます。今でもそういった地域があるとは思いますが他人の価値観を大切にしてお互い干渉しないというのが一般の風潮ではないでしょうか。個人・家族・地域・国家は大きく見れば繋がっているのですから、せめて国の祝日くらいお互い想いを寄せたいと思います。スポーツの国際大会みたいな大騒ぎじゃなくて良いのです。
現在は祝日法で祝日の定義が決められています。
文化の日は『自由と平和を愛し、文化をすすめるために国民がこぞって祝い、感謝し記念する日』です。
袖振り合う人々に心の中で、おめでたうといって微笑み会釈を交わしたいものです。昔の日本人が自然と身に着けていた心根や所作の美しさは、まねして出来るものではないですし形を同じくしても意味のあることではありません。「お陰さまでありがたう」皆に心の中でそう言いたいと思います、せめて今日だけは。
プロフィール
代表取締役社長: 本間 剛1964年12月生まれ
東京電子専門学校
メディカルエレクトロニクス科卒
趣味: 読書/仕事
座右の銘: 吾以外皆吾師カテゴリー
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