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平和の有難さ 武蔵丘陵森林公園

令和はじめてのレジャーは 自宅から車で30分かからない武蔵丘陵森林公園でしたが、着いてから駐車場に入るまでにそれ以上の時間がかかってしまいました。

一部ワンコが入れないエリアもありますが、子連れはもちろん、ワンコ連れの家族もたくさん来園していました。ネモフィラ/ルピナス/ポピーが盛りできれいでした。公園は広大ですが、舗装路を外れなければ急勾配もありませんし、いろいろな場所にレジャーシートを敷いて休むこともできます。誰しもが笑顔で楽しんでいて、その雰囲気の中にいるだけで幸せな気分になります。

我が家では、ワンコが苦手な人もいらっしゃるので人ごみに連れて行くときは、カートに乗せて場合によってはカバーを掛けて歩きます。時にそれが犬を甘やかせているように見えるようで聞こえるように皮肉の声を受けますが、あくまで他者への配慮のつもりです。

こういう景色の中にいると日本人として必読と私が思っている 『逝きし世の面影』(渡辺京二)にある、150年 以上年前の日本人と現代人も本質は変わっていないんだなぁ と実感します。機会があればぜひお読みください。江戸末期から明治にかけて来日した外国人が日本に滞在した生の声の記録です。当時の日本人の様子がよく観察されています。

ただしそこで終わってはいけません。江戸末期から、明治・大正・昭和・平成・令和と、どう日本が歴史に翻弄されているかを正確に掴むことこそ、令和がどういう時代になるかの鍵なのです。相当差し込まれていますが、昭和で守った日本、その時代を生きた人がいなくなって停滞・没落した平成。よーく考えないと、そこそこの幸福感を与えられることによって麻痺して気づかないうちに、次世代の日本人を劣化させたという平成という負の時代の延長になりかねません。

ここ200年くらいの正史を自分で調べて、どういう力(世界の力学)の中で今の日本があるのかを知れば、どう行動しなければならないかわかります。ただ残念なことに、私たちの世代に歴史を正す行動力が、残っていないかもしれません。

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