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在宅日記 第11回 萬物の霊長

皆さんお元気ですか。クレマチスの花が咲きました。今年も蕾をたくさんつけています。これから夏に向けて楽しませてくれる美しい花です。
スイレンも水草も大きくなってメダカも水面近くで餌を待つようになりました。

心弾む季節ですが、残念なことにウィルスは依然収束の兆しを見せていません。夏に収束しないとなると脅威のレベルが高まります。一般的に風邪のウィルスは夏にはおとなしくしていますから。

自然界の生き物から、ウィルスが人に感染するとしたら、人間がその原因を作ったのでしょう。環境破壊や乱開発で野生動物との距離が近くなった。人間の数が増えすぎたのは確かですが、「萬物の霊長」と云われる人間が、霊長の資格を失いつつあるのではないでしょうか。

2018年に閉館した犬吠埼マリンパークの1頭のイルカ、引き取り先がなく今年死にましたね。今、埼玉の与野公園では飼育したバラ3000株の蕾を切っている作業をしているとか。花が咲くと人が集まってしまうからだということですが、果たしてこれが「萬物の霊長」の行いなのか。
甚だ疑問であります。

本能の趣くままに行動するのが良いこと、のような風潮があります。個人主義というか個性の尊重しすぎというか、私は節度ある行動のほうが人間らしい行動だと思います。人間だから我慢する。人間だから他者(動物や物を含む)を気づかう。人間だから老人や弱者を大切にする。のではないかと思います。

人間と人間の都合と人間と人間以外の都合、そういったものを熟慮して正しい行いをするものが「萬物の霊長」と呼ばれることを許されるんじゃないでしょうか。「萬物の霊長」って自ら言っておいて、この行動はないなぁ。と思われないように自省を込めて考えました。

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