謹賀新年

あけましておめでとうございます。
本年も無事、お正月を迎えることができました。身体も何とか持ちこたえています感謝感謝です。「あと10年働かせてください」どこの神社でもお願いしています。

正月の風景も変わりました。でも、初詣は賑わっています。今年も妻沼聖天山にだるまと破魔矢をお返しし、新しく授かってきました。

高崎だるま市は元日だけです。今年は行田工場の分一つ増えました。毎年同じことを繰り返すということが大切です。変化することばかりが良いことではありません。これが伝統と文化というものでしょう。

神道(しんとう)には常若(とこわか)という考え方があります。以前にも書きましたが海外は堅牢な神殿を作って廃墟となっているものもあります。それは人の寿命はたかだか100年、心(御霊)の寿命は永遠なので人の心(精神)を繋いでいくことで永遠を手にすることができる ということを古代日本人が知っていたということです。

木製の神殿は20年ごとの式年遷宮によって1300年以上保たれていますね。木は数十年で朽ちるけれど、その前に定期的に心と技術を伝承していけば常若で居られるわけです。物質ではなくて心で残すところが古事記にも記された日本人の直観力なのです。宮大工という仕事があります。木材の修復、当時の技術のままに、ここを直しましたよ、ここを新しくしましたよという跡を敢えて残さない技術。名は残さなくてよい、「名工」 本当に良い仕事をするに人は太古からそういうものです。 憧れますね。 

今年が皆様にとって良い年になりますように。

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