大晦日 恒例行事

大晦日です。2年前の大晦日も全く同じ記事を書いてました。毎年同じということが年末年始は良いことなのかもしれませんね。もっと余裕をもって掃除をしないといけないですが、家の中で一番きれいにしておかなければならない場所は一番汚れやすい場所である御不浄です。日頃の働きに感謝してお掃除しましょう。

洗浄便座は機能的には清潔に見せるようになっているんですが外してみるとかえって汚いんですね。この辺りはメーカーさんの見えなきゃよいのではないか的なものを感じてしまいます。もっと清潔にしておける工夫はないものでしょうか。私ならこうするのにというのがないわけではないのです。

さて暦は現在太陽暦ですが個人的には今でも日本の風土には二十四節気をベースとした太陽太陰暦が一番しっくりくると思っています。私の誕生日の冬至が暦の一つの基準となるのですが様々な行事が季節と密接にかかわっているので旧暦でなければ意味のない祝祭日もあるのですよね。

太陰暦では15日が満月で三十日は晦日でした。三十一日のことを大晦日といいます。晦という字は「月隠れ」(つきごもり)から「つごもり」と読みますので大晦日の別名は「おおつごもり」です。今夜我が家の儀式は神社で授かった道具を使った「お祓い」ですね「晦日祓い」から「ミソカッパライ」と呼ぶ地域というかそういう人もいるらしいですがそれは聞き間違いでしょう。

「祓え給い、清め給え、 神(かむ)ながら守り給い、 幸きはえ(さきわえ)給え」
「一年間の罪汚れをはらい神力によりお導きください」という意味の言葉を唱えながら各部屋を回って最後に家族、そのお祓いに使った道具を鬼門の地面に挿しておきます。お正月様のお食事ももう一本のお祓いでお供えするごとにお祓いしお正月明けに同じところに挿します。ところどころで割りばしの先に白いひらひらのついたようなものが地面に挿してあるの都会では見ないでしょうけれど残ってほしい風習ですね。
神力無礙(じんりきむげ)無礙の神力にお願いする。共に生きているということです。

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