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社長ブログ

c) 健康観(カウントダウン)の記事一覧

久々に身体のこと。これからと自分の考え

2020年03月14日

色々な方に私の身体の心配をいただいているので、今現在の状況と自分の考えを記しておこうと思います。

零細企業の社長として、これを書き残すことが良いのか悪いのかは わかりませんが、何よりもこのような状況でも今のころ前向きに生きていること(生かされていること)こからもっと厳しい状態になっても、気力を失わずに何らかの形で社会貢献していく意欲を持っていることは、お伝えしたいと思います。

先ずは状況からですが、検査結果を貼りました。

上の赤線がeGFRという糸球体濾過量(しきゅうたいろかりょう)でどれだけ腎臓が機能しているかという数字です。30%以下は重度腎不全の領域。沈黙の臓器である腎臓は機能低下が現れたら既に相当悪化しており、その後の推移は加速度的に悪くなるのが常です。私の場合は『多発性嚢胞腎』という遺伝性腎疾患の難病で 母はeGFRが10を切り人工透析しています。この難病は腎臓内に水できて徐々に大きくなり腎機能が低下します。難病の定義は原因不明で治療法がない進行性の病です。薬は頂いても治りません。嚢胞は肝臓他の臓器にも転移します。

 

下の赤線はLVEFという心室収縮機能の指標でポンプ機能を示す左室駆出率です。これも30%を切ると重度心不全の領域。診断名は『拡張型心筋症』=難病です。腎臓は透析すればよいですが、心臓は交換する以外治癒しないといわれています。発症7年、その場で入院となった時LVEF10以下(首から心臓にカテーテル挿入治療)3週間退院後の一番良い時で40、その後30台をキープしてきたのですが 昨年急に20%台に入ってしまいました。

心臓も腎臓も血圧を下げる治療は同じですが、決定的に違うのが水分です。心臓は負担軽減のため身体を脱水に近い状態にするのが理想です。ですから降圧剤と利尿剤が処方されます。しかし逆に腎臓は脱水が禁忌です。利尿促進は腎機に悪いのです。これまで人工透析が嫌で腎臓の数値を下げないように薬を処方してもらってきました。そうしたら心機能が低下してしまいました。病院も埼玉医大の腎臓高血圧科に行っていましたが、県立循環器呼吸器病センター(心不全で入院した)に戻してもらいました。

そうです。腎臓はある程度諦めて心臓を温存する方向にしたのです。

 

しかし少しショックなことがありました。一般的に人工透析は腕にシャントというものを作ります。これは透析時に普通の血管に針を刺したのでは流量が足りないので、腕の血管の動脈と静脈を直接つなぐ手術をして流量を上げてそこに針を刺すのです。シャントでは血が流れる音がして血管が膨張します。それだけ心臓にも負担がかかるのです。そのためLVEF30%以下ではシャントが作れないと言われました。

 

私は腎臓が悪くなったら透析すれば良いのだと漠然と思っていたところに現実を告げられてとてもショックでした。透析も嫌です。年間に500万円も掛かるのですよ。しかも本人負担は月1万円。残りはお国に、健常な皆さんの税金や保険料で面倒をみていただくわけです。肉体的精神的な苦痛(それで自殺してしまう人もいるそうですが)以上に そのことを思うと感謝以上に申し訳なさが湧いてきます。だから2型糖尿病など防げる可能性があるのに透析になる恐れのある人は心から注意するようお願いします。

 

残された現実的な最善の道は腹膜透析をしながら仕事を継続すること。腹膜透析はカテーテルを常に自分の身体に挿入しておき、腹膜を使って濾過する方法です。透析液と廃液のパックを繋いで日中に行う方法は透析液のパックは点滴のようにぶら下げて排液のパックは下に置き落差で透析するのです。血液透析と違って毎日、朝昼晩3回ほど行わなければなりません。(夜間機械で行う方法もありますがいずれも毎日です) しかし、重大な問題は今のところ腹膜透析は腹膜の状態から5年から7年ほどでできなくなるという事です。私は新社屋の返済期間である10年働きたいと考えていたのですが、心臓と腎臓がそこまで持つかわかりません。否々、自分の運命は誰にもわからないのですが確率的にはどうでしょう。 次に私の考えを述べさせていただきます。

 

 私は自称『光明思想』を学ぶものとしてこの状況に対峙していくつもりでいます。誰もが そこに、今の場所に「置かれる」のです。それぞれの役割をもって。自らの置かれた状況や原因は自らが深慮反省して、そこから何かを学ばないといけないと思います。そしてその状況の中でベストを尽くすことが、その環境を与えられたものの使命です。その点からいって今私の置かれた立場は、この状況からどんなことをして自分だけが抜け出すかではなく、この現実を受け止めて多くの人が選択できる方法でどう生きることを示すかではないかと思っています。ですから私は発信し続けたいと思います。私がこの先どのように社会とかかわっていけるかを。腎臓も心臓もストレスはいけないと言われます。ストレスのない零細企業の経営者がいるでしょうか、大なり小なり全ての人にはストレスがあります。そんな中で病気になる人とならない人がいるならば、病気にならない生きかたを多くの人にしていただきたいものです。

 

私は思います。大東亜戦争を生きた人、偶然知った藤井一中尉ご一家の顛末。ほんの何年か運命がずれていたら、きっとあの悲劇は起こらなかった。しかし、あの時代だったからばこそ私たちに残していただいた教訓として大きく残るのだと。残さなければならないのだと。

 

私の親族でも大好きだった祖母や それ以前の会ったことのない親族について考えます。代々我が母家系は腎臓や心臓が原因で早世したものが多いのです。叔父は48歳、又従兄弟は39歳。今の時代だったら死なずに済んだかもしれない。今だったら・・しかし今ではなかったことに意味があると思うのです。あの時代にああいう形で亡くなったので今の私に伝わるものがあるのだと。ならば私も、もっと未来に生きたなら とか人と違う特別な治療法を受けて逃れようということではなく、今の時代多くの人が選択せざるを得ない方法の中で自ら選択して前向きに生きることを見せることが、きっと誰かの心の中に私の生き方の教訓として残ってくれるのではないかと。

 

ご心配いただく多くの方に感謝します。皆様ありがとうございます。

そしてお約束します。いつになるかわかりませんが、お別れの最後まで逃げることなく自暴自棄に陥ることなく

明るくベストを尽くし生き切ることを。

 

 

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言葉の力『言葉は神なりき』(お医者さんは気概を)

2019年03月16日

ブログに醜い写真を載せてすみません。公立福生病院で人工透析を中止して亡くなった女性(44歳)のことがあったので書きたかったのです。

上が私の『多発性嚢胞腎』の腎臓 下が普通の人の腎臓 ブドウのようにブクブク膨らんでます。3年前の画像なので今はもっと大きいです。年10%位大きくなっていきます。大きくなると共に腎機能が低下し先日の検査で糸球体濾過量(eGFR)という数字が30%を切ったので、重い腎不全のほうに入ってきました。これは、母系統からもらった遺伝なのでどうしようもないですが、生活習慣による糖尿などで腎機能が低下しているかたは、改善の余地があるのですから頑張って透析にならないようにしてください。

 

人工透析は『血管に針刺して寝てれば良い』というような気楽なものではありません。毎月大学病院で先生と話しますが、人工透析を悲観し自殺してしまう人も何人もいるそうです。

週3回(1回3~4時間)受けないと尿毒症で死亡率100%です。自己負担は極わずかですが、国の負担は一人年400万円とも500万円ともいわれている大社会問題です。しかも年1万人ずつ患者が増えている。その割には理解が少ない議論も少ない、タブー化されているのでしょうか。

 

まず『シャント』のこと。透析は今日からはじめるというわけには行きません。透析をするには普通の血管では血流量が少ないのでそれを多くするするために腕の血管で静脈と動脈を繋いでしまいます。そうすると動脈から直接静脈に返るラインができるので血流量が増えます。(血の流れる音が聞こえるほど)これをシャントというのですが、20%から30%の人が1年以内にシャントが使えなくなる(壊れる確率があるそうです)その場合、もう片方の腕や他の場所に作ったり、人工血管を使ったりするのです。また見た目が悪いです。血管が1cmくらい浮くこともあり特に女性には厳しい現実です。(母もこれを嫌がっていました)私が読んだ範囲では亡くなった女性は両手のシャントが駄目になって、いつも通っていたクリニックではシャントが作れないので福生病院にいって透析をしないことを選んだ。ということでした。(間違っていたらすみません)

 

さてここからが本題です。私もいずれ透析になります。母より進行が早いです。心臓も難病です。透析を始めると心臓が悪くなる人も多いようですが私の場合は元々です。病院ににいって結果を聞くと、ひどく落ち込みます。先のことを考えると何も手につきません。全く希望も沸きません。私を支えているのは、娘と会社を何とか独り立ちさせなければと思うだけです。だからそこまで、『あと10年くらい透析しないで済むようにして下さい』と先生にお願いすると『そこまでは無理だなあ』と笑顔で返されます。心臓の結果でも、腎臓の結果でも、検査のたびに鬱になりそうです。

 

新約聖書(ヨハネ第一章第一節)「初めに言(コトバ)ありき、言(コトバ)は神とともにあり、言(コトバ)は神なりき」とあります。特に権威のある人(病院で白衣を着ている人)は自覚していただきたい。あなた方は『言葉で人を殺すことも出来る』また逆に『言葉で人を生かすことも出来る』私の母も、透析を受ける前(シャントを作る前)は 透析をやるくらいなら死んでも良いといっていましたが、今の先生(私の主治医でもあります)に変わってから、『先生が言われるなら受けます』 になりました。 患者さんは1000人いれば1000人とも違います。心の弱い人といっても種類がたくさんあります。流されやすい人、恐怖を人より強く感じる人、同情されたい気持ちの強い人、日を変えて冷静に話せば理解できる人、一人では決断させてはいけない人、心が揺れ動いている最中の人。その1000人に個別に対応する義務が権威のある人にはあるのです。『自分だって人間だから、そんなの無理』という人は医者を辞めましょう。向いていません。出来なくたってやる気概がなくては駄目です。前々回のテーマは『神は愛なり』でした。神の力を特に強く持っている責任が医師にはあります。さて福生の言葉の神に神の愛はあったのでしょうか。

 

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皮膚炎の治療

2019年02月03日

昨年10月にも書いた横浜の皮膚科に昨日行ってきました。診察と静脈注射+42日分の薬代は安いんですが、普通列車で往復4,000円以上掛かります。それでも持病の1ヶ月分よりは安いです。しかしこれは国民皆保険制度で他の人に負担していただいて成り立っている金額なのです。ありがとうございます。

 

横浜の名医で皮膚科5件目ですが、変わったことがあります。掻き壊しがなくなりました。掻き壊しは皮膚の炎症に掻き傷が乗って皮膚が壊れてしまう状態ですので、治療がますます難しくなります。

持病のせいで強い薬を処方してもらえないからか、今まで飲み薬は殆ど効きませんでした。睡眠中に無意識に掻いてしまい、シーツに血が点々と付いていることが良くありました。今は皮膚炎自体は治っていませんが、この掻き壊しが無くなったことで生活が楽になりました。

写真の3種類を処方していただいていますが、このうちの何がどう効いているかわかりません。

飲み薬の『抑肝散』の効能書きには、神経の高ぶり・怒りやすい・イライラする・眠れない・まぶたのケイレン・手足の振るえ・小児の夜鳴き・ひきつけ等々書かれていますが、痒みに関するものではありません。

 塗り薬については、掻き壊しがあったからか今まで通った皮膚科はどこでも色々なステロイドが処方されました。これが不思議と塗れば塗るほど痒くなるという代物。ステロイド強くしても、弱くしても、軟膏はべとべとで気持ちが悪く、クリームは効きが弱いという感じでした。 

今処方していただいている薬が私に合ったのか(皮膚炎は完治していませんが)生活に支障がない耐えられる痒みになりました。ここの先生はじめ看護師さんにはその治療態度から心から頭を下げてお礼を言うことが出来ます。

接客態度がやさしいとか、丁寧とかじゃなく、治療に対して真剣なんです。

 

ここに来ると、私たちもお客様にそう思っていただける、心を込めた仕事がしたいと毎回思います。

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今やれることを精一杯に努めるしかない

2019年01月19日

飛行機の中から撮った富士山です。

まだそんなことを考える段階にはないのですが、『人工透析が始まったら出張には現実にはいけないだろうな』『心機能が低下したらベッドから起き上がれなくなるかもしれない』など 弱気の虫の攻撃を受けることがあります。この虫が出ると先のことが知りたくなって大学病院の先生に、これからどんな病状を辿るかなどど聞いてしまいます。しかし先のことなんか本当はわからない『拡張型心筋症』+『多発性嚢胞腎』では当然です。弱気の虫が出たとき自分に言い聞かせること。

『先のことは予知不能、気にする暇があったら、今の実力の全て出そう』

そうはいっても残り時間が気になります。だからいいこともあります。時間を大切にしなきゃ。本当は身体が悪くなくても誰だって同じなんですが、あのお客様や協力会社の人に あと何回会えるかわからない。何回一緒に仕事が出来るかわからない、そう思うと今の仕事を大切にしなきゃ、この会話を、この挨拶を、この会食を本当に大切にしなきゃ。と考えます。 そして人に会いたくなります。なんとなく敬遠していた人にでも元気なうちに会っておきたいなどと。これは私のことではありません。皆さんに気づいていただくために書いています。人にたくさん会って会話をしてその人のためにささやかにでも何か役に立つことをさせていただくことのなんと貴重なことか。

 

しかもその機会はそんなに多く与えられていません。厳粛な定めなのです。身体に何かあると、そんなことに気づかされて健常な人にわかってほしいと思うのです。その健常な身体を活かして有限な時間を精一杯使って人のために尽くしてください。少なくとも、サンエイの社員の皆さんには私がいなくなっても実践していただかなければなりません。(そんなすぐにいなくなりません、のた打ち回ってでも醜く社長の座にしがみついて生きる所存です)

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白菜漬けと腎機能&心機能

2019年01月14日

白菜の漬物の美味しい季節 天日干しをしました。一緒に添える林檎やゆずの皮も一緒に干しています。

白菜の漬物で白いご飯たまりませんね。 何の因果か私にとっては命を左右する食べ物になってしまいました。

心臓と腎臓の関連はとても密なのですが、両方に難病を抱えている私にとっては、どちらをどう気遣っても解決できない問題をはらんでいます。

腎臓は万全を尽くしても大きくなっていくことが止まりません。年に数%大きくなっていってそれに伴って糸球体がダメになり濾過量が低下していきます。

糸球体濾過量が低下するともっと腎臓に血流を流そうとして心臓に負担が掛かりますが、拡張型心筋症で収縮力が低下していてギブアップです。

白いご飯、高たんぱくで腎機能低下の人にとっては体外に排出する力が衰えているので良くありません。

但し、私の場合は腎臓をいたわっても腎機能の低下は止められません。

白菜やレタスに多いカリウム。高カリウム血症はナトリウムとの電位差が少なくなって心臓が誤動作し不整脈や心室細動で心臓が止まる原因になり、排出には人工透析しか方法がありません。人工透析になる基準値のクレアチニンは まだ透析の値まで達していませんが、心疾患がある私にとっては基準はないのと同じ、どこでどうなるかは神のみぞ知るです。(実際に医大の先生に聞いても症例がないからわからないという回答なのです)

 

こうなったら運を天(神)に任せて、無理(暴飲暴食)なく食事を感謝して楽しませていただこうと思います。

食事だけでなく、仕事でも運動でも答えがないことが一つの答えなのかもしれません。毎日神仏にお任せしますと祈っているのですから、本当にお任せして行動させていただきます。

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皮膚科通いで思う

2018年10月27日

今朝は早くから電車に乗って横浜の皮膚科に来ています。腎機能が低下したからか皮膚炎が起こるようになりました。一定の周期で繰り返します。まず額や首筋に2週間くらい痒みと湿疹が出ます。次に手の甲と肘から先の腕に出ます。これは赤い斑点状で痒みが強く睡眠中に無意識に掻いてしまうので、朝起きるとシーツに血が付いていることもしばしばです。不思議なことに痒い部位が移っていくと前の痒かった部分は炎症が軽くなっていきます。腕は1か月以上、その次に下腹部と足の付け根、ここは洋服と擦れたり蒸れたりして非常にストレスになります。最後に背中と臀部。このサイクルが約2か月。お休みが1か月位で再発。これをここ2年間繰り返しています。

 

いろいろな お医者さんに掛かりましたが結局ほかの病気でもそうですけれど、様々な薬を組み合わせを変えたりして処方してみて何が合うかを探していくしかないようです。どこへ行っても問診で本間さんは持病があるので強い薬が出しにくいのですよねぇ。と言われ抗ヒスタミン剤の弱いものとステロイドやクリームを処方されます。

 

横浜のこのお医者さんは、妹に名医だから ぜひ受診するようにいわれて通っています。予約制ではないので4時間待ちは当たり前。でも周囲が観光地ですから診察券を出して何時間かは外出していればよいのです。 このお医者さんに掛かって原因が分かったわけでも症状が軽くなったわけでもありませんが、先生や看護師さんが熱意をもって仕事をしているのがよくわかります。

 

今の時代は医学部を卒業して診療科目を選択する際に皮膚科を望む人が多いとか。職業としてのメリットとデメリットを考えてそうなるようですが、医療の事故や不祥事が頻繁に報道されるし日本も訴訟社会になったりでしようがないのかもしれません。

 

この皮膚炎で5件も皮膚科をまわった私が感じるのは、医院の雰囲気は院長先生のキャラクターで決まるということです。総合病院などは、勤務医ですからそうでもありませんが、個人病院は対応の差が激しいです。先生が患者の苦しみをくみ取って看護師さんと共に何とかしてあげよう。と思ってくださるところはみな名医と呼んでよいのではないでしょうか。そういう意味ではここは間違いなく名医です。

 

翻って私共の仕事も、弊社をご利用いただいているお客様にとっては掛かりつけ医であったりレスキュー隊であったりするわけです。名医の座は望みませんが、トップである私の至らなさから熱意ある集団としてはいささか物足りません。自ら率先してお客様のために熱意ある対応をし、やがて組織全体に浸透させていきたいと、今日のお医者さんや看護師さんの働きぶりを見て改めて感じました。

 

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難病2個(健康に感謝して!)

2018年10月13日

それまで入院歴「0」だった私が不覚にも48歳のとき3週間入院しました。
1ヶ月以上苦しかったのですが夏バテだと思っていて我慢+予約取れずで、ようやく大病院に運転して行ったその場で、心臓が動いてません。と言われ即、首からカテーテル挿入し集中治療室に4日間入れていただきました。
病名は「拡張型心筋症」 もう元に戻りません。 左室屈出率 今でも20-25%です。
先生は「入院したとき10%切ってたんだから よしとしなさい」とおっしゃいます。 ごもっとも。

 

もうひとつ、母方から「多発性嚢胞腎」という遺伝性の難病をいただいていて、これは腎臓がブクブク膨らんでいき体積が何倍にもなって機能が低下していくというものです。

30歳のときから知っていたのですが、当時、町のお医者さんから「ホクロみたいなもので害はない」といわれたことを信じていました。心臓と腎臓は密接に関係しています。心臓が悪くなった原因も、これかもしれません。大学病院の先生曰く「この病気の人は60歳頃までに約50%の人が腎不全に至る」(もっと遅くなる人もいるし気づかずに死んでしまう人もいるので腎機能の低下は必須)ということでもっと早く来ていれば。。。
皆さんにセカンドオピニオン、お勧めします。

 

心不全と腎不全の治療は全く逆、心不全は脱水にしたほうが良いのですが、腎不全は脱水は禁忌です。
これに両方罹患の人は、私の通う大学病院にはいないとか。よってどのような経過をたどるか。予測不能です。

 

20年前の自分に言いたい。「とにかく病院に行って、血圧だけは下げておけ」
初めは落ち込みましたが、今では残り時間(カウントダウン)がどれだけあるかわからないので
一日一日をより真剣に生きられております。より一生懸命仕事をしております。

 

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